バルト三国の旅2011(その27) 〜聖ペテロ&パウロ教会、聖アンナ教会

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ヴィリニュスに行ったら、必ず訪れておきたい教会が二つあります。
そのひとつが聖ペテロ&パウロ教会。旧市街の北端にある大聖堂から、更に北東側に15分くらい歩いたところにあります。地図で見るより意外に距離があるので、あまり時間がない場合はトラムを利用した方がよいかと思います。

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外観は地味な見映えなのですが、一歩中に入ると、その荘厳な美しさに息をのみます。。

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教会内の四方の壁を、白一色の美しい漆喰彫刻があますところなく刻まれていました。自然光によって写し出されるレリーフの陰影の美しさに、しばらく呆然と立ち尽くしてしまいます。

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聖ペテロ&パウロ教会は、ロシアからの解放を記念して17世紀後半に建造された教会。外装に7年、内装には30年も費やされ、イタリアから招集された彫刻師のもとで数百人もの地元の職人たちが携わったそうです。ここにある2000以上の漆喰彫刻には、ひとつとして同じものがないと言われています。

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この中吊りにされた帆船がとても印象なアクセントになっています。

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天使のレリーフがある裏面には、骸骨と死神の彫刻が刻まれていました。。

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そしてもうひとつ。必ず見ておきたいのが、旧市街の東側のエリアにある「聖アンナ教会」。15世紀末に建造が開始され、16世紀後半に完成した教会。当時の技術の粋を集めたもので、ゴシック建築の秀作と賞賛されています。

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この存在感と見事な造形美に圧倒されます・・・。その美しさに感嘆したナポレオンが、「我が手に収めてフランスに持ち帰りたい」と語ったという逸話が残されてるのだそうです。

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聖アンナ教会の内部。外観ほどにはこれといった特徴もなく、感動を誘うものではなかったです。おそらく内部は、後の時代に大幅に改修されたのでしょう。

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聖アンナ教会と後ろには、同じ時期に建てられた「ベルナルディン教会」があります。建物の半分以上は再建されたのだと思いますが、ゴシック様式とバロック様式が混ざりあった外観はなかなか見応えあります。聖アンナ教会と一体になった景観が素晴しい。

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教会の中に入ってみると、こちらは正教会の祭壇でした。外観は正教会っぽくなかったのでちょっとびっくり。。ロシアとの関係の中で、複雑な歩みがあったようです。壁面や内部は美しいフレスコ画に飾られていたそうですが、おそらく戦争で破壊されたのでしょう。現在は修復が進められているようで、建物内は工事中だらけでした。

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聖ペテロ&パウロ教会と聖アンナ教会、そしてベルナルディン教会。どれもヴィリニュスを代表する美しい歴史的建造物。ぜひ立ち寄ってみてください。〈続〉