バルト三国の旅2011(その19) 〜シャウレイからカウナスへ

十字架の丘を見学したあと、再びシャウレイへ戻りました。

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シャウレイも歴史の深い町なのですが、二度の大戦で大きな被害を被ったため歴史的な建物はほとんど残っていません。きれいに整備された現代的な街という印象で、バスターミナル周辺をちょっと歩いただけでは、興味ひかれるものを見いだせなかったです。

ちなみに、十字架の丘までタクシーを利用する場合は、ツーリスト・インフォメーションまで行って(10分くらい歩きます)、そこで呼んでもらう方が無難です。バスターミナル周辺のタクシーはぼられることが多いらしいので。私たちは往復で50Lt(=約2000円)くらいでした。

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この日は、移動の多い一日。またここからバスに乗ってカウナスへ向かいます。リトアニア中部の都市・カウナスまでは、2時間半〜3時間くらいの距離。

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中部の地方へと向かうにつれて、急に田舎の度合いが深まります。「田舎」というよりは、「異世界」の度合いとでも云うべきでしょうか。なんでもない平野の風景にも、未知なるものへのときめきを感じました。

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やっとカウナスに到着したのは夜の8時くらい。バスターミナルは町の中心地から離れた場所にあったので、この日の宿をバスターミナルのすぐ近くに取っておいて正解でした。

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バスターミナルのすぐ近くにカウナス駅もあるのですが、周辺は人通りも少なくてかなり寂しい感じ...。この怪しげな雰囲気も、それはそれで情緒があるのですが。

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この日は長時間のバス移動でくたくた・・・。なので、ホテルの部屋で買い出ししてきた食べ物を広げての晩餐。シャウレイのバスターミナルがショッピングセンターに隣接していたので、そこで夕飯の買い出しをしておいたのです。

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滞在先の地元のスーパーとかで買物するのは、旅の醍醐味のひとつ。観光客を目当てにした市場よりも、その土地の人々の本来の暮らしぶりを垣間見ることができます。

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種類豊富な乳製品。色とりどりのパッケージ。ヨーグルトはプレーンなものより、フルーツを混ぜた少し甘めなものが人気のようでした。豚肉、ジャガイモ、乳製品が、リトアニア料理の基本的な食材。

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惣菜のコーナーには、今まで見たこともない魅力的な料理がいっぱい。。。

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一番気になったのがこの渦巻き状のやつ。「これはいったい何?」と、売り場の美人の店員さんに聞いたら「じゃがいもの腸詰め」と教えてくれました。「ヴェダレイ」というリトアニアの郷土料理。とても気になったので買ってみましたが、意外にもあっさりした味でとても美味しかったです。醤油をちょこっとつけて食べたら、餃子のような味になったから不思議。。(笑)

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さっそく、リトアニアのビールも味見。リトアニアのビールも実にうまい。。。エストニアのビールとも、ラトビアのビールとも違っていて、ちょっとだけフルーティーな風味があって個性的。でもベルギービールほど香りが強い感じではなくて、ビール本来の旨味をしっかり感じることができる美味しいビールでした。

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翌朝、部屋の窓から見た景色。ネムナス川を挟んだ向こう岸は小高い丘稜地になっていて、大小の住宅や古びた工場が連なっていました。〈続〉